シックハウス症候群の対策が気になるかん子ちゃん。国によるシックハウス症候群の対策についてお教えします!
- 建築基準法が改正された背景
- 住宅の気密性の高まりや冷暖房の普及により、お部屋の換気はどんどん不足しがち。その一方、建築材料や家具には、化学物質を発散させるものが普及しています。これらの要因で、「シックハウス症候群」にかかる人が増加しています。
規制対象
シックハウス対策のため、住宅・学校・オフィス・病院等の居室のある建築物は、建築材料や機械換気設備に新しい基準が設けられました。
規制対象となる化学物質
ホルムアルデヒドとクロルピリホス
ホルムアルデヒドに関する建材、換気設備の規制
- 内装仕上げの制限
- 内装仕上げに利用するホルムアルデヒドを発散する建材の使用面積が制限されました。
- 換気設備設置の義務付け
- ホルムアルデヒドを発散する建材を使用しない場合でも、家具からの発散があります。原則として新築・増改築したすべての居室に機械換気設備の設置が義務付けられました。
- 天井裏などの制限
- 下地材をホルムアルデヒドの発散の少ない建材とするが、天井裏等にも換気できる構造などの措置が必要となりました。
クロルピリホスの使用禁止
居室を有する建築物には、シロアリ駆除剤のクロルピリホスを添加した建材の使用が禁止されました。