かんきパパの疑問その3 換気扇を取り付けるにはどうすればいいのかな?

家をリフォームするにあたって、換気扇の大切さが分かったかんきパパ。実際に換気扇を取り付ける際のコツをお教えします!

住宅の建て方、販売形態などによって業者は異なります

住宅の建て方、販売形態などによって業者は異なります
換気は住宅の建て方と密接に関連していて、しかも住宅の建て方、販売形態などによって業者も異なるという問題があり、一概に「換気のことなら、ここへ相談」などと言うことができません。下記に主な相談先を紹介しますが、これは一応のめやすとして参考にして下さい。
建物 相談先例 問題点など
新築/増改築/増設 持ち家 木造の従来工法 設計事務所
工務店(大工)
電気工事店
住宅設備店
改装専門業者
新築・増改築の場合は、早い段階で設計事務所か工務店に相談するのが得策。
工業化住宅
(プレハブ)
ハウスメーカー
(代行店)
購入までの早い段階で相談。改造(増設)の場合は、ハウスメーカーと相談のうえ、紹介してもらうとよい。
マンション 管理会社

実際には、入居者から換気扇の増設などを希望しても、実現は難しい。

借家 マンション
公団・公社住宅 団地サービス会社
戸建て住宅
アパート
工務店(大工)
電気工事店など
家主と相談して、許可・了解を得る必要がある。
取り替え 取り替え工事を業者に依頼する場合は、上記の増設の場合などに準じて、団地サービス会社、マンション管理会社、電気工事店、住設点などのほか、電器店でも相談が可能。 現在ついている製品のメーカー名、品番(不明な場合は形状、主要寸法)を確認しておくと便利。
取り替えをユーザー自身で行う場合、製品の購入先としては、一般電器店、量販店、ホームセンターなど。 壁に取り付けるタイプの換気扇であれば、比較的簡単に取り替えが可能。

換気扇の取り付け費用の目安

換気扇の取り付け費用の目安
換気扇を取り付けるためには、壁埋め込み形の場合は換気扇用の木枠が必要です。さらに、通常は外壁側に屋外フードを取り付けますが、これは本体とは別販になっているのが普通。これに、取り付け工事費と電気工事費(コンセント取り付け費)がプラスされます。
天井に埋め込むタイプは、室内側の天井への取り付けと、壁貫通部分のダクト(通常はアルミまたは塩ビ製のパイプ)、それに外壁側のフード(パイプフード)が部材として必要になります。これらは、いずれも別販部材(パイプは、配管工事部材として、管材店などで取り扱われるものが多い)です。これに、取り付け工事費用と電気工事費用がプラスされます。
新築や増改築などの造作をともなう場合、一緒に施工してもらうことが安くおさめるコツです。

換気扇費用例

例1.
壁に埋め込むタイプの一般形居間用換気扇(羽根径25センチ)を1台取り付ける場合の、換気扇まわりの費用は…
換気扇本体 約15,000円
木枠 約2,500円
屋外フード 約4,000円
取り付け工事費 約5,500円
合計 約27,000円
例2.
10畳程度の居間でプロペラ形のインテリア形換気扇を使ったときの維持費は…

工業会メンバー各社の25センチ羽根タイプのインテリア形換気扇は、消費電力15〜20W程度ですので、1日4時間運転した場合、1か月約50〜65円(電気料金の目安単価:27円/kwh〔税込〕)

取り付け費用

家が完成してからの増設は、大変な工事になる場合が多く、多額の工事代がかかります。設計段階で、「換気」のこと、十分検討しておきましよう。